植物のエネルギー生成について考える

9月13日(土曜日)・14日(日曜日)の2日間、畑仕事をやりました。
この時期の畑仕事は結構大変なんですが、9月中旬までにダイコンの種まきをやらないと、どういう訳かダイコンがうまく育たないんです。

暑い中、15mほどの畝を2本作り、ダイコンの種まきが終わりました。
あと1本の畝に何をやろうか検討中・・・11月末には、そこへタマネギを植え付けするので、その間のつなぎを何にするかなあ。


私は、魚類の加工カスを発酵させた堆肥(タダで手に入る)だけを使っていますが、これだけでちゃんとした野菜が作れます。
皆さん、堆肥と肥料の違いって分かりますか?


肥料は、植物の生育に必要な栄養素であるチッ素(N)・リン酸(P)・カリ(K)の状態でバランスよく配合したものです。
C/N比(炭素・チッ素比)も10くらいにしてあります。
これは肥料として土の中に混ぜると、そのまま(あるいは早く)植物が吸収して利用出来ることになります。


一方の堆肥は、土に混ぜてもそのままでは利用出来る訳ではありません。
まず、それらをミミズが食べて体の中で消化したものがはき出され、あるいは堆肥そのものを、土の中に住む微生物が酵素分解して、自分の細胞内に取り込んでエネルギー生成などに利用します。
そうして分解されていき、いよいよ N・P・K になった状態のものを吸収することになります。
堆肥のC/N比は、もともと30前後になっていますが、こうやって分解されていくうち、10に近くなっていくようです。

大体、堆肥のようなかたまりを植物の根が吸収出来る訳などないですよね。


私達は炭水化物・タンパク質・脂質をとって、それを分解してエネルギー生成反応に利用しています。
植物もまったく同じ反応過程を得て、活動エネルギーであるATPを作っているのに、植物は水(H2O)と N・P・K だけで生きていける。
これから、このことについて考えていきます。


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