2016.02.09
カテゴリ:活性酸素
酸化・還元はシーソーゲーム
これから活性酸素の「悪さ」をまとめようとしていますが、その前に「酸化・還元作用」について触れておきます。全ての化学反応は酸化・還元によるものだからです。
酸化とは「電子を奪う働き」のこと、還元とは「電子を与える働き」のことです。
だから、還元作用をした・・・電子を与えたということは、電子を奪われた・・・酸化された、いつも「酸化・還元」というシーソーゲームをやっていることになります。
酸素には酸化作用があり、緩い酸化作用による「鉄のさび」、激しい酸化作用による「燃焼」、もっと激しい酸化作用による「爆発」などの現象を引き起こしています。
元々「不安定」な酸素が、身体の中で更に不安定な物質になり、「活性酸素」と呼ばれることになります。
酸化作用がより強い物質に変化しているということです。
「活性」と聞けば、何か生き生きさせてくれそうですが、実は「酸化作用」がより活発になる、悪さをするということなんですね。