ウイルスは無生物でありながら、どのように増殖するのか!?

そのウイルスなんですが、「単なるタンパク質の固まり」にしか見えなくて、エネルギー活動もなく、もちろん増殖力も持っていません。
単に「分子の固まり」であり、私達の細胞や細菌のような「生物」ではなく、「無生物」でしかない・・・その「塵のような小さな固まり」がどうして病原体としての働きをするのか不思議でした。

それが解明されてみると、ウイルスは無生物でありながら、その中心に核酸(DNA・遺伝子)を持ち、その周りをタンパク質で保護しているという(単純な)構造になっていたのです。それ自体は無生物ですから、増殖することもありません。
ところが他の生物の細胞の中へ入り込むと、そこで増殖を始めるのです。

その増殖の過程は・・・他の生物の細胞表面に張り付く・細胞の中へ入り込む(感染)・ウイルスの核酸周りの保護膜が外れる・ウイルスの部品を合成する・部品を組み立てる・多くのウイルスが出来上がる・感染細胞から放出される・・・という具合です。

感染細胞は、内部をウイルスに乗っ取られ、まるで産卵したサケのように死んで、そこからウイルスが他の細胞に放出されるのです。


そのウイルスなんですが、「単なるタンパク質の固まり」にしか見えなくて、エネルギー活動もなく、もちろん増殖力も持っていません。単に「分子の固まり」であり、私達の細胞や細菌のような「生物」ではなく、「無生物」でしかない・・・その「塵のような小...

Posted by ヘルシーリンパ on 2016年3月1日


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