実際に「水素」はどのくらい出ているの!?

先週は「ORP」と「pH」の測定について話しました。
これらの測定も結構バラツキがあり、また測定器によっても違う値が出てきます。私達は研究施設ではないので、大体の値が求められればOKとしています。

では、実際に「水素」がどのくらい出ているのか、存在しているのかについては測定が難しくなります。
もちろん簡易型の「溶存水素計」などもありますが、どうも安定して測定出来ないようです。先日、画像で載せた「イソジン」での実験ですが、こういう形で「水素量」を測定出来るかというと、「目安」としか言えません。

そこで、私の場合はちゃんとした研究施設で測定したものを頼りにしています。
3月20日に「エネルギーサイクル図」を載せましたが、その図の中心辺りに「NADH」という名前が出てきています。
反応過程で出てきた「水素 H」を「NAD」が取り込んで、NADH という形で一時保存する役目をしているところです。

そこで、「NAD溶液」の中に水素パウダーを入れてやり、「NADH」の出来高を測定すれば、溶液中の「水素量値」が得られることになります。
この値が信頼出来るものとして捉えていて、しっかり「水素」が出ていることを証明してくれています。



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