筋肉疲労のしくみと改善方法をご紹介します!
こんにちは、吉川英男です。
不安定な天気により、体調を崩される方も多いように思います。
いかがお過ごしでしょうか?
筋肉疲労とは具体的に身体がどういう状態?
すぐに回復できる疲労
運動をすると、筋肉内の酸素が消費され、一時的に酸欠状態になります。
酸欠状態になると筋肉は収縮する傾向があります。
それにより、次第にイメージ通りに手足が動かなくなります。
この状態は、運動をやめて、呼吸を整えることで、
足りなかった酸素が供給されて酸欠状態は解消され、
筋肉の運動機能は回復します。
すぐに回復せずに蓄積される疲労
運動をすると、筋肉の細胞内で糖がエネルギー源として分解されて、
筋肉に乳酸が蓄積されていきます。
この乳酸と筋肉の細胞内にあるカルシウムが結合し、
乳酸カルシウムが生成されることがあります。
この乳酸カルシウムは、脳からの命令を邪魔する物質と言われています。
普通なら、脳からの電気信号によって伝達された
指令通りに動く筋肉ですが、この乳酸カルシウムが増えると、
通信障害が起きてしまうことになります。
脳のイメージと動きの間にズレが生まれ、思うように動かなくなります。
人はこれを疲労と感じるわけです。
蓄積した疲労を改善する方法
しばらく身体を安静状態することで、生成された乳酸は、
身体の細胞で除去してくれます。
ただし、身体の血液・リンパなどの流れが悪い場合は、
乳酸の除去は遅くなってしまいます。
乳酸が解消されないうちに、急激な運動を繰り返したり、
血行不良がある場合など、乳酸の除去が遅れると、
身体の故障を引き起こす原因となります。
リンパの流れを整えることは、
筋肉疲労の原因である乳酸の除去を早め、
疲労回復の早さにもつながるわけです。