酵素ってなに?③

酵素が反応の仲立ちをしてくれることで、普通の温度(体温)と、中性の水の中で素早く反応を起こすことが出来るのです。
ただ、困ったことに、人の体温でいうと36.5℃で反応を起こすようになっていますから、この体温が少し上がっても、下がっても反応速度は遅くなってしまいます。

例えば「風邪を引いて熱が出てきて、筋肉が疲れる」というのは、「体温が38.5℃」になったからです。そうなるとエネルギーサイクルの反応速度が半分くらいに落ちて、エネルギーの出来が減ってしまい、筋肉運動などに支障が出てきます。

高い方でいうと、42℃になるとエネルギーサイクルが止まってしまい、「死」に至ってしまいます。
「熱中症で死亡」と聞くと、気温が少し上がっただけなのにと疑問を持ちますが、例えば脳の中の温度が42℃を超えてしまったんでしょう。
基礎体温である「36.5℃」の維持は大切な要素なんですね。


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